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用 語 | LTCM破綻危機 |
よびかな | エルティーシーエムはたんきき |
英 語 | |
別 名 | |
カテゴリー分類 | 国際情勢/金融危機/米国 |
関連用語 | |
参照資料 | − |
1998年の秋頃に発生した、米国の大手ヘッジファンドLTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)の実質破綻による金融危機を「LTCM破綻危機」と言う。
マーケットにおいて、LTCMは、金融工学(デリバティブ)を駆使したトレーディングシステムで投資を行うヘッジファンドで、当初の運用手法は、流動性の高い債券がリスクに応じた価格差で取引されていない点に着目し、実力と比較して割安と判断される債券を大量に購入し、逆に割高と判断される債券を空売りする「ロング・ショート」というものでした。その後、債券だけでなく、M&A(1995年)、金利スワップ(1996年)、私募債、モーゲージ担保証券、株式(1997年)と対象を広げ、流動性がより低く、不確実性のより高い市場へと参入していきました。また、運用成績については、平均の年間利回りが40%を突破するなど大きな成功を収め、最盛期には1000億米ドルを運用するまで規模を拡大していました。
1997年に発生したアジア通貨危機と、その煽りを受けて1998年に発生したロシア危機が状況を一変させることになり、この状況変化に対して、LTCMは、新興国に対するマーケット(投資家)の動揺は短期間に収束すると予測し、それに応じた巨額のポジションをとっていました。しかしながら、その予測は完全に外れ、投資家の動揺(不安心理)は一向に収まらず、ついにはLTCMは実質的な破綻状態に陥りました。
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